キューバナイトのお話でした。
キューバナイト。
1度だけキューバに行ったことがあります。
真夜中にハバナ市内のホテルに着いたのですが、
なんだかとてつもなく騒がしい。
じつは、
到着した日は、革命記念日。(←まったく知らないで行った。)
街をあげてのお祭りだったのです。
音楽!ダンス!パレード!!
そりゃあもう、大騒ぎ。
(注:本当に真夜中のお話です。)
ながーーーいフライトで、
いい加減疲れていたハズなのだけど、
朝まで遊びましたよー。もちろん。(笑
そんなキューバでの夜が思い出されます・・・。
なんてね、
言いたいところですが。
cubanight
ではありません。
cubanite
そして残念ながら、
いわゆる宝石。ではないのです。
鉱物。(や、宝石も鉱物なのだけど。)
黄銅鉱に似た鉱物のようです。
そもそも、
黄銅鉱ってなんだ?
ってカンジですね。
↓こんな鉱物。
黄銅鉱。
この黄銅鉱に似ているらしいキューバナイト。
1984年にキューバで発見されたのが、名前の由来です。
鉄・銅・硫黄の化合物で、
強い磁性をもってるのだとか。
色みは、
黄銅鉱よりも緑がかった灰色。
わたしが見た写真は・・・
灰色というよりは、ほとんど黒色でしたが。
硬度3.5。
加工には不向き。
主に、コレクターの観賞用だそうですよ。
まったく関係のないお話ですが。
キューバナイトを調べていて発見しました。
ベンツのボディカラーって、
ファイアオパール
アラバスターホワイト
オブシディアンブラック
ジャスパーブルー
タンザナイトブルー
カーネリアンレッド
キューバナイトシルバー
パーライトグレー
ダイヤモンドブラック
アンドラダイトグリーン
イリジウムシルバー etc
宝石(鉱物)の名前が使われていたりするのですね。
↓こんな色たち。
カラーバリエーション。
車は全然詳しくないので、はじめて知りました。
実際の色と比べるとどおなのか?
ですが、
なかなか、ニクい演出ですねー。
他のメーカーは、どんなネーミング?なのでしょうか?
あ、ちなみに。
イリジウムとは、プラチナと同じ白金族の貴金属です。
それにしても。
キューバナイト・・・
主な産地は、カナダのケベック州。(苦笑
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合成石(シンセティック)のお話。
宝石合成の試みは古くから行なわれていましたが、
1904年、
フランスの化学者ヴェルヌイが、
ルビーの合成に成功したのが最初といえるのでは。
なんてお話をしましたが。
じつは、
1800年代には、ルビーやエメラルドを合成すること自体は成功していました。
ただ、
結晶が小さかったり、
あまり美しくなかったり。
宝石級のものが出来たとしても、
大量には生産出来なかったり、
時間もかかったり。
コストもすごかったりして。
つまり商業ベースにはなり得ない段階だったのですね。
良質のルビーの大量生産。
その意味での最初の成功者が、ヴェルヌイという訳です。
ヴェルヌイをはじめとして、
当時の熱心な研究者(化学者)たちは、ほとんどがフランス人。
ナゼだろう?
そおゆうお国柄なのでしょうか?
フランス、とゆうか、
パリ近郊には、鉱物博物館もいくつかあるそうですよ。
ルビー合成の成功から、5年後。
ヴェルヌイは、
サファイアの合成にも成功します。
青の発色に苦労したらしく、
少し時間がかかってしまったようですねー。
でもそれ以上に、
エメラルドの合成は困難を極めました。
多くの化学者が研究と実験?を積み重ねていたのだけどね。
そんななか。
1940年代、
それはそれは美しいエメラルドが流通し始めます。
が!!
それらはあまりにも美しすぎて・・・
天然石ではないと発覚してしまうのです。
その正体こそ、
アメリカの化学者、
キャロル・チャザムが開発に成功した合成エメラルドでした。
エメラルドにはインクルージョンがあるのが、まず普通。
それが無い・・・
美しいエメラルドが・・・
大量に出回ったから。あやしまれちゃったの。
天然以上の美しさ!?
では、
ドコがどう違うのか?
宝石学者や鉱物学者によって、あらゆる角度から検討されました。
まさに、世界中を巻き込んで!!
その結果、
チャザムのエメラルドは、
天然のエメラルドに比べ比重と屈折率がほんの少し小さい。
とゆうことがわかりました。
あと、
逆に、天然にはない内包物があったとか。
しかし、
その美しさといい。
フランスやドイツで、
そのレベルの結晶をつくれるようになったのが1960年代に入ってから、
とゆう事実から考えても、
チャザムの成功は驚異的といえるのです。
その後、
合成石の生産方法もいろいろ開発され、
ルビー、エメラルドに限らず、
さまざまな宝石の合成が可能になりました。
今日では、
ルビー、サファイア、エメラルド、アレキサンドライト、アメジスト、
オパール、ラピスラズリ、ターコイズなどなどなどなど、
主要宝石のほとんどが合成されています。
とゆう訳です。
シンセティック。
それは、
ニセモノではありません。
ただ、天然ではないというだけです。
でも・・・なんだか・・・。
ニセモノではないのだろうけど、本物でもないカンジ。
とか、
どこかで、天然と偽って売られているんじゃないの!?
そんな気分になる人もいるかもしれません。
たしかに、
そんなこともあるでしょう。残念ながら。
しかしですね。
シンセティックとしての市場は、存在しているのです。
日本の企業にもありますよ。
興味のある方は、是非どうぞ。
↓
京セラ・イナモリストーン
なんてエラそうなわたしですが、
京セラがシンセティックをつくっているの知っていたのだけど、
じつはHP見たのは今回が初めて。。。
エメラルドやオパールの製造工程なんかも説明されています。
なかなか面白いですよー。
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予告?通り、
ここ数回、エメラルドのお話をしてきました。
「エメラルド話をするなら、チャザムもね。」
チャザムのお話をしようかと思っていますが、
その前に、軽く説明を・・・。
(すでに意味不明なカンジだけど、おつき合いください。)
ジュエリーの素材となる宝石 → 天然宝石。
これは間違いなく事実ですが、
天然宝石以外のものがあるのも事実です。
【 合成石(シンセティック) 】
天然の宝石と同じ化学組成、結晶構造をもった人工鉱物。
宝石合成の試みは古くから行なわれていましたが、
1904年、
フランスの化学者ヴェルヌイが、
ルビーの合成に成功したのが最初といえるのでは。
今日では、
ルビー、サファイア、エメラルド、アレキサンドライト、アメジスト、
オパール、ラピスラズリ、ターコイズなどなどなどなど、
主要宝石のほとんどが合成されています。
【 人造石(人工石) 】
科学的方法によってつくられた素材。
天然宝石にはない化学組成、結晶構造をもっている。
わかりやすい例では、
キュービック・ジルコニアがこれにあたります。
【 模造石(イミテーション) 】
天然宝石に色や外観を似せてつくったもの。
ガラスやプラスチック、陶磁器などの安価な材料でつくられています。
で。
チャザムってなんなの?
とゆうと、
そもそも、
モノではなくて人物なのだけどね。
美しい合成エメラルドをつくるのに成功した、
アメリカの化学者の名前なのです。
キャロル・チャザム。
化学者たちにとっても、
宝石とゆう美しい鉱物はやはり魅力があるようで。
一般?の人々が、
「美しい・・・。」
と、純粋に、単純に感じるのとはまた違う感覚なのだろうけど。
だって、
それを自らつくろうとするのだから。
次回。
チャザムを含め。
化学者たちの、
宝石合成へのあくなき探求のお話をします。
(・・・大げさに言い過ぎています。)
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石のこと | trackback(0) | comment(0) |
つづいておきました。(笑
主なトリートメント例。
【 加熱 】
色を変える:オパール(白→黒) 他
【 含浸 】
着色オイル、樹脂で色を変える:エメラルド
着色材や炭化成分で色を変える:オパール(白→黒)
着色オイルをクラック(内部の割れ)に入れ色を濃くする:サファイア
硬化樹脂でもろさを直し透明度をあげる:トルコ石 他
【 充填 】
宝石表面の小さな割れ穴や内部の穴に透明物質をつめて、
孔を分からなくする:ルビー、サファイア、エメラルド
【 着色(染色) 】
無色石や白色石を色素で着色:ジェダイド、ラピスラズリ、パール 他
【 コーティング(ペインティング) 】
カラーをグレードアップさせる:ダイヤモンド
濃い色にみせる:エメラルド 他
などなど。
エンハンスメントもトリートメントも、
いわゆる「処理石」です。
天然のものなのか、処理されたものなのか?
それは、鑑別書にも記載されます。
エンハンスメントの場合は、
ルビー、サファイア、エメラルドなどの多くの色石で認められていて、
その宝石の価値に影響を与えることはありません。
が。
トリートメントの場合は、
一段低い価値のものとして扱われてしまいます。
でも、なかには・・・
例えば翡翠のように、
染めたり熱処理したものはトリートメントとなり、
天然石と処理石とでは、
圧倒的な価値の差が生じてしまう宝石もあります。
・・・しかも翡翠って、
専門家でも天然か処理石かを判別するのがなかなか難しい石だそうですよ。
そっか。
鑑定士かぁ。。。
きっと、
めずらしい宝石なんかも沢山見れたりして。
もちろんスペシャル?な宝石を見る機会もあるだろうし。
興味深いお仕事ですよねー。
でも、
なにかの本に、
この仕事は、
顕微鏡なんかを使って黙々と行われるので、
几帳面で、じっとしていられる性格の人でないと務まらない。
と言われている。
なんて書いていたな。そういえば。
うーん。
案外、几帳面なトコロはあるかもだけど、(!?)
じっとはしていられない気が。
務まらないっか、わたしには。。。
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石のこと | trackback(0) | comment(0) |
美しい色。
美しい輝き。
本来の美しさを引き出すために、
宝石に施す人為的処理。
エンハンスメント(改良)。
主に、加熱、含浸(ガンシン)、充填(ジュウテン)という方法があります。
【 加熱 】
余分な色みを取り除く:ルビー、アクアマリン 他
色を明るくする:サファイア、トルマリン 他
色を濃くする:サファイア 他
色調を変える:シトリン 他
正直、一言ではまったくもって説明出来ませんが、(苦笑
それぞれの宝石の結晶内に存在している鉄だったり、チタンだったり・・・
が、
加熱することによって、酸化ナントカになったり・・・
つまり化学変化するのですね。
そう、
化学のお話なのですよ。
【 含浸 】
無色オイル、樹脂などで透明度を増す:エメラルド
無色ワックスなどで光沢を増す:ジェダイド 他
例えば、エメラルド。
多数の内包物によってヒビ割れのようになり、
それが表面まで達してしまっている場合、
エメラルドの屈折率に近い無色のオイルや樹脂に浸して、
キズの亀裂を落ち着かせます。
【 充填 】
宝石表面の小さな孔に無色材をつめて、孔を分からなくする:珊瑚 他
これらは、
ごく一般的に行われている例です。
・・・ひよっとしたら、
“天然そのままで美しい”
という事に価値があるのではないか?
そんな意見もあるかもしれませんね。
わたしは、
この件に関してとくに熱く語り合った(誰とだ?)こともないので、
ま、なんとも言えませんが・・・
エンハンスメントは、
潜在的にもっている美しさを引き出す処理として、
認可されている処理作業。
合法です。(笑
一方、
本来もっている性質とは無関係に、人工的に変えてしまう場合もあります。
トリートメント(改変)。
こちらは・・・
そりゃあ評価は下がりますよねー。
だって、変えてしまうのだもの。
どんな処理があるのか?
つづく。たぶん。
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